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オイストラフ弦楽四重奏団David Oistrakh Quartet

弦楽四重奏

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Profile

<メンバー>

アンドレイ・バラノフ(第1ヴァイオリン)

ロディオン・ペトロフ(第2ヴァイオリン)

フェドル・ベルーギン(ヴィオラ)


アレクセイ・ジーリン(チェロ)


  オイストラフ弦楽四重奏団は、現代のロシアにおいて名実ともに傑出した演奏家で構成されており、それぞれのソリストとしての個性や情熱が見事に結集している。2012年、20世紀における偉大なるヴァイオリン一家・オイストラフ家よりその名を使用する栄誉を受けて結成。

  オイストラフ弦楽四重奏団はフランス、ベルギー、スイス、スウェーデン、ノルウェー、デンマークなどヨーロッパ諸国、また地元ロシア、そして各国の重要なホールにて頻繁に演奏活動を行なっている。各国の重要な音楽会にも多々招かれており、これまでにエリソ・ヴィルサラーゼ、エドワード・ブルンナー、リアナ・イサカーゼ、イリーナ・カンディンスカヤ、アレクサンダー・ボンドリアンスキー、ボリス・アンドリアノフら偉大な演奏家と共演。

 最近では日本でのデビューも成功を収め、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチの作品を収めた初のCDをリリースしており、今後も南アメリカ、香港で公演が予定されている。

  オイストラフがエリザベート王妃音楽コンクールで優勝しえから75年後、第1ヴァイオリンのアンドレイ・バラノフが2012年の同コンクールにて優勝の栄誉に輝いた。

 バラノフはその他にもベンジャミン・ブリテン、アンリ・マルトー、デヴィッド・オイストラフ、リアナ・イサカーゼなどを含む数々の栄誉ある国際コンクールでも優勝・上位入賞に輝いており、ロンドン響、仙台フィル、サンクトペテルブルク・フィル、ブリュッセル・フィル、ベルギー国立管、チャイコフスキー、モスクワ放響、ルクセンブルク・フィル、モントリオール響、マリインスキー歌劇場管、ムジークアルテナ等の有数のオーケストラと共演も果たしている。

   第2ヴァイオリンは、ロディオン・ペトロフであり、マドリードのソフィア高等音楽院、そしてモスクワ音楽院を卒業。ロドルフォ・リピツァー国際、パガニーニ国際など多数のコンクールにおいて上位入賞歴を果たし、マドリードの国立音楽堂や東京のサントリーホール等、ロシア、ヨーロッパ、アジアの重要なホールで演奏している他、各地の音楽祭にも多数出演。

   ヴィオラのフェドル・ベルーギンもまた、国際大会でも多数の入賞を果たしている他、モスクワ音楽院やグネーシン音楽アカデミーでも教鞭をとるなど国際的に活躍している。

   アレクセイ・ジーリンはロシアにおける彼の世代を代表するチェリストである。ブラームス国際コンクール第3位など数々のコンクールで上位入賞を果たし、ソリストとして各国のオーケストラ等に頻繁に招かれている。現在サンクトペテルブルク音楽院にて後進の指導にもあたっている。

  カルテットの結成からわずか数年で、バラノフ、ベルーギン、ジーリンは、ロシアの著名なヴァイオリニスト、セルゲイ・ピシューギンと共演する栄誉にも恵まれた。

デヴィッド・オイストラフの弟子であり、モスクワ音楽院の教授、また伝説のショスタコーヴィチ・カルテットのメンバーであるピシューギンは、このオイストラフ弦楽四重奏団の創設に重要な役割を果たしている。

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