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エリック・シューマンErik Schumann

ヴァイオリン

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Profile


1982年ドイツに生まれる。母は日本人でピアニスト、父はルーマニア人でヴァイオリニスト。4歳よりデュッセルドルフの鈴木メソードで、9歳よりロシアの名教師ザハール・ブロンに学ぶ。リューベック音楽院を経て1998年ケルン音楽院のブロン教授のクラスで学んでいる。11歳で全ドイツ学生音楽コンクールにて最年少、最高点で優勝したのを最初に次々と国際コンクールを制覇した。最初にステージに立ったのは、12歳のとき、オーケストラとの共演で。このとき新聞に「天才少年」の文字が躍った。14歳でゲヴァントハウスオーケストラと、15歳でデュッセルドルフ交響楽団と共演。各紙は、10代ですでに成熟した音楽を聴かせる少年に驚嘆と賛美を浴びせ、エリック・シューマンの名はドイツ国内に知れ渡った。14歳のとき、世界的な指揮者クリストフ・エッシェンバッハ氏に、天性の音楽性を認められ、1999年のシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン国際音楽祭にソリストとして出演、エッシェンバッハ氏と共演した。また、2000年、2001年とラヴィニア音楽祭(アメリカ)に招かれ、リサイタル、室内楽で大成功を収めた。2003年スイスに本拠地を置く、ヨーロッパ芸術財団がヨーロッパ全土のなかから優れた芸術家に贈る《ヨーロッパ文化賞》を受賞。2004年は、ラヴィニア音楽祭でエッシェンバッハ指揮シカゴ響と共演し数千人の観客が総立ちになるほどの大成功を収めた。また、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭にも出演。優秀な若手奏者に贈られる『レナード・バーンスタイン賞』(第1回受賞者はピアニストのランラン)を受賞し、ファイナルでは大植英次指揮、ハノーファー・北ドイツ放送フィルハーモニーと共演した。これまでに共演したオーケストラは、シカゴ交響楽団、パリ管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管、シンフォニア・ヴァルソヴィア、バンベルク響、BBCフィル、ドイツ国立放送WDR、ライプツッヒ・ゲヴァントハウス・オーケストラ、バイエルン国立放送響などのオーケストラの公演にソリストとして出演。2005年エッシェンバッハ指揮で北ドイツ放送交響楽団の定期公演で大成功を収め、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団の日本公演のソリストに抜擢された。日本では、都響、N響、読売日響、東響、新日フィル、京都市響、神奈川フィル、パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)などと共演する他、小澤征爾氏からの指名を受けて小澤征爾音楽塾や水戸室内管弦楽団へ参加した。室内楽では、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、エマニュエル・パユらと共演。2008年にクリストフ・エッシェンバッハ氏のピアノで行ったリサイタルは、大成功を収めた。2010年、東京トッパンホールでのリサイタルを、NHKテレビ「クラシック倶楽部」が収録。ドイツのAviレコードからプロコフィエフ作品を集めたデビューCDをリリース。

国際的な活躍をみせるシューマン・クァルテットの第1ヴァイオリンを務めている。

現在、フランクフルト音楽・舞台芸術大学で教授を務めている。

Discography