ルベン・シメオは、1992年スペインのヴィーゴ生まれ。

トランペット教師である父、ホセ・シメオのもと、市のコンセルヴァトワールで音楽を学び始める。非常に早くから、トランペット演奏に非凡な力を示し、コンサートやテレビ番組に出演し、天才少年として注目を集め、音楽評論家からも、その技術や成熟した音楽的解釈を絶賛される。8歳のときにヴィーゴ市主催の「国際音楽コンクール」で1位を獲得したことを機に、ポルトガルへ招かれるなど、ソリストとしての活動を開始した。

その後、11歳で、スペインのテレビ番組に出演し、ルベン・シメオの名前は、スペイン中に知られることになった。

12歳のときにデビューCD「夢」のレコーディングを実現。また、イタリア、フランス、ドイツなどの国際音楽祭にも数多く参加。

モーリス・アンドレのマスタークラスを受けた際、ルベンの才能が巨匠の目にとまり、2005年、ルベンが13歳の時に、モーリス・アンドレに招かれて、フランスのボルドーで開かれた国際トランペット週間に参加。多くの人々に驚愕を与えた。

その後ルベンは、毎月フランスへ出かけてモーリス・アンドレのレッスンを受け、巨匠アンドレの只ひとりの生徒として研鑽を積んだ。

2008年avexよりデビューCDをリリース。同時にサントリーホールでシエナ・ウインド・オーケストラとの共演でコンサート・デビュー。

「題名のない音楽会」や「笑っていいとも」に出演するなど、あっという間にスターダムに駆け上がった。

ヨーロッパでは、自国、スペインでは勿論のこと、若干16歳にして、シュトッツガルトで芸術的才能と突出した演奏に贈られる文化賞を受賞。

フランスでは、名門、パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団のソリストに招かれるなど、国際舞台でのキャリアも確実に築いている。

日本では、読売日本交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、兵庫芸術文化センター管弦楽団、シエナ・ウインド・オーケストラと共演した。

 

国際音楽コンクール（スペイン）第1位。(8歳)

国際ヤマハコンクール（スペイン）第1位。（10歳）

第6回フィリップ・ジョーンズ国際コンクール（フランス）　第2位。(12歳)

モーリス・アンドレ国際コンクール（フランス）　第2位。(13歳)