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セヴェリン・フォン・エッカードシュタインSeverin Von Eckardstein

ピアノ

Profile

1978年ドイツ・デュッセルドルフに生まれる。6歳でピアノを始め、12歳でデュッセルドルフ国立音大のジュニア生徒として入学を許可され、バーバラ・ズツェパンスカの元に学ぶ。その後、ハノーファーとザルツブルクでカール-ハインツ・ケマリンクに、ベルリンでクラウス・ヘルヴィッヒにそれぞれ師事し、2002年6月にベルリン芸術大学ディプロマを取得した。その後イタリアのコモ湖国際ピアノアカデミーにて研鑚を続けた。

数々の国際コンクールで優秀な成績をおさめ、1990年ハンブルグ・スタインウェイコンクール第1位、1991年イタリア・incontro Internazionale Giovani Pianistiコンクール第1位、1998年ベルリン・アルトゥール・シュナーベルコンクール第1位、同年ブゾーニ国際コンクール入賞、1999年のミュンヘン国際コンクール(ARD)第2位、2000年リーズ国際コンクール第3位及び現代作品における特別賞を受賞、ファイナルでサー・サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団と共演。 

2003年6月、エリザベート王妃国際コンクールピアノ部門で優勝、ファビオラ女王賞に輝く。

 すでに、ドイツ、ロシア、フランス、イギリスなどで演奏活動を行い、これまでにベルリン交響楽団、イギリス室内管弦楽団、BBCフィルハーモニク等と共演、ベルリン、ハンブルク、モントリオール、ミュンヘン、プラハ、St.ペテルブルクでリサイタルに出演したほか、ルーエ・ピアノ音楽祭、アイデナハ音楽祭などに参加している。

2003-2005年には、ヨーロッパ各地、アジア、北米でリサイタルを行い、各地の主要な音楽祭にも招かれ演奏活動を行う。日本へは2004年6月に初来日を果たし、小泉和裕指揮・東京都交響楽団とブラームスの1番協奏曲を共演している。2005年以降は、ワシントンD.C.ケネディ・センターでのPiano Hayesシリーズ、ミシガンのギルモア音楽祭などに出演。P.ヤルヴィーやV.ゲルギエフなど名だたる指揮者と共演も多数重ね、今後もっとも活躍が期待される若手ピアニストの1人である。