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加古 隆【特別提携アーティスト】Takashi Kako 

ピアノ / 作曲

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東京芸術大学・大学院作曲研究室修了後、フランス政府給費留学生として渡仏。

パリ国立高等音楽院にて、現代音楽の巨匠とも称されるオリヴィエ・メシアンに師事し最高位の成績で卒業。

アカデミックな作曲家としての道を目指していたが、73年フランスでフリージャズのピアニストとしてデビューするという特異な経歴を持つ。海外ではおよそ26カ国で公演し80年に本拠を日本に移す。

特に、パウル・クレーの絵の印象によるピアノ組曲「クレー」、NHKスペシャル『映像の世紀』のテーマ曲「パリは燃えているか」、フジTV「白い巨塔」などで知られる。98年モントリオール世界映画祭のグランプリ作品「The Quarry」[ザ・クゥオリー](ベルギー/マリオン・ハンセル監督)の作曲で最優秀芸術貢献賞を受賞。

その後「大河の一滴」はじめ映画音楽も手がけ、小泉堯史監督の「阿弥陀堂だより」「博士の愛した数式」の2作では毎日映画コンクール・音楽賞を受賞。アルバムも50作以上にのぼるが、近年は03年にパリ・デビュー30周年を記念した「アニヴァーサリー」(ソニー・クラシカル)、06年以降エイベックスクラシックスから「PIANO」「熊野古道」「SILENT GARDEN」を発表。最新アルバムは「QUARTET」。

2010年12月に公開予定の映画「最後の忠臣蔵」(杉田成道監督)で、初めて時代劇の音楽を担当する。

ピアノ・ソロ曲からダイナミックなオーケストラ曲まで、幅広い作品を発表し、演奏家としての音色の美しさから「ピアノの画家」とも呼ばれる。